どこで手に入れて、どこに置けばいい?
配布サイトの使い方から、フォルダへの配置方法まで一気に解説します。
// 01. まず整理する
ダウンロードするファイルには大きく2種類あります。混乱しがちなので、まずここを整理しましょう。
画像生成そのものを担う大きなファイル(2〜7GB程度)。
モデルを変えると画風・クオリティ・得意ジャンルがガラリと変わります。
拡張子は .safetensors または .ckpt。
モデルに追加する小さな調整ファイル(数十〜数百MB)。
「特定のキャラ」「特定の画風」「特定の衣装」などをピンポイントで追加できます。
拡張子は同じく .safetensors。
たとえるなら? モデルは「料理人そのもの」、LoRAは「レシピカード」です。優秀な料理人(モデル)にレシピ(LoRA)を渡すことで、得意料理を増やせるイメージです。
// 02. どこで手に入れる?
モデルやLoRAを入手できる主なサイトを紹介します。それぞれ特徴が異なるので、用途に応じて使い分けましょう。
世界最大のStable Diffusion素材配布サービス。モデルもLoRAも圧倒的な数が揃っており、最初にチェックすべき定番サイトです。
Civitai利用時の注意:アカウント登録後、設定から 「Content Preferences(コンテンツ設定)」 でセーフサーチを有効にすることをおすすめします。初期状態では成人向けコンテンツが非表示ですが、確認を。
AI研究者・企業が公式モデルを配布するプラットフォーム。Stability AI公式のモデルや、学術的に信頼性の高いモデルが多数あります。
開発者が独自モデルやLoRAをリポジトリで公開しているケースも多数。最新・実験的なモデルはここで先行公開されることがあります。
// 03. Civitaiを使いこなす
Civitaiはコンテンツ量が膨大なので、フィルターを使って目的のものを素早く見つけましょう。
civitai.com/models にアクセス。上部の検索バーやフィルターで絞り込めます。
フィルターから 「Checkpoint(チェックポイント)」=モデル本体、「LoRA」 などを選択して表示を絞ります。
使っているモデルのバージョン(SD 1.5 / SDXL / Flux など)に合わせてフィルタリングしましょう。バージョンが違うと動作しないことがあります。
LoRAは必ずベースモデルと同じバージョンのものを選んでください。SD1.5用のLoRAをSDXLに入れても正常に機能しません。
モデルページには実際の生成サンプルと使用プロンプトが公開されています。ここを参考にするだけでクオリティが大幅に上がります!
ページ右上またはバージョン一覧にある 「Download」 ボタンから .safetensors ファイルをダウンロードします。
複数のバージョンがある場合は、日付が新しくダウンロード数が多いものが概ね安定しています。
// 04. インストール方法
ダウンロードしたファイルを正しいフォルダに置くだけでインストール完了です。モデルとLoRAで置き場所が異なります。
モデルファイル(.safetensors)は以下のフォルダに入れます:
ダウンロードした .safetensors ファイルを上記フォルダにコピーまたは移動します。
すでにWebUIが起動中の場合、左上のモデル選択ドロップダウン横にある 🔄 ボタン(Refresh) をクリックするだけで反映されます。再起動は不要です。
左上の「Stable Diffusion checkpoint」ドロップダウンに追加したモデルが表示されます。選択すればすぐに使えます!
LoRAファイルも .safetensors ですが、置き場所が異なります:
「Lora」フォルダがない場合は? 手動で作成してOKです。models/Lora/ というフォルダを新規作成して、その中にファイルを入れましょう。
ダウンロードしたLoRAファイルを上記のフォルダに入れます。
WebUIのプロンプト入力欄下にある 「LoRA」タブ をクリック。追加したLoRAがサムネイル付きで一覧表示されます。
LoRAをクリックすると、プロンプト欄に自動で <lora:ファイル名:1> という記述が追加されます。
末尾の数字(ウェイト)はLoRAの影響の強さです。0.6〜0.8が扱いやすい範囲。1.0以上は画像が崩れることも。
プロンプトに複数の <lora:...> を並べれば、複数のLoRAを同時に適用できます。ただし組み合わせによっては画像が崩れることもあるので、少ない組み合わせから試しましょう。
// 05. その他のファイル
Civitaiには他にもいくつかのファイル種別が存在します。それぞれの役割と置き場所を整理しておきましょう。
特定のスタイルや画風をプロンプトの単語1つで呼び出せるようにする小さなファイル。
置き場所:stable-diffusion-webui/embeddings/
使い方:プロンプトにファイル名を記述(例:bad-artist)
画像の色味や鮮明さを調整するファイル。モデルによってはVAEを別途入れることで発色や鮮明度が改善します。
置き場所:stable-diffusion-webui/models/VAE/
設定:「Settings」→「Stable Diffusion」→「SD VAE」から選択
ポーズや構図を制御するための追加モデル。別途「ControlNet拡張機能」のインストールも必要です。
置き場所:stable-diffusion-webui/models/ControlNet/
詳しくは応用ステップで解説します。
// 06. 注意事項
ダウンロードしたモデルやLoRAにはそれぞれライセンス(使用条件)が設定されています。商用利用や再配布を考えている場合は必ず確認しましょう。
Civitaiのモデルページには「License(ライセンス)」セクションがあります。
「商用利用可」「クレジット表記不要」「改変可」など、モデルごとに条件が異なります。必ず利用前に確認してください。
CreativeML Open RAIL-M:多くのSDモデルで採用。個人・商用ともに利用可能なケースが多いが、有害コンテンツ生成への使用は禁止。
CC BY-NC(非商用):個人利用はOKだが商用利用は不可。趣味の範囲で使いましょう。
独自ライセンス:作者が個別に条件を設定。ページの記述をよく読むこと。
他者の著作物や実在する人物・キャラクターを無断で学習させたLoRA・モデルも多く存在します。生成した画像を公開・販売する場合は、使用モデルの出自やライセンスを慎重に確認しましょう。
// Step 3 完了!
モデルとLoRAの違い、配布サイトの使い方、正しいフォルダへの配置がわかりましたか?
次のステップでは具体的なおすすめモデル・LoRAを目的別に紹介します!