Step 03

モデル・LoRA
入手&インストール

どこで手に入れて、どこに置けばいい?
配布サイトの使い方から、フォルダへの配置方法まで一気に解説します。

スクロールして読む

モデルとLoRA、
何が違うの?

ダウンロードするファイルには大きく2種類あります。混乱しがちなので、まずここを整理しましょう。

🧠
Model(モデル)

AIの「本体」

画像生成そのものを担う大きなファイル(2〜7GB程度)。 モデルを変えると画風・クオリティ・得意ジャンルがガラリと変わります。 拡張子は .safetensors または .ckpt

🎨
LoRA(ロラ)

AIの「追加スキル」

モデルに追加する小さな調整ファイル(数十〜数百MB)。 「特定のキャラ」「特定の画風」「特定の衣装」などをピンポイントで追加できます。 拡張子は同じく .safetensors

💡

たとえるなら? モデルは「料理人そのもの」、LoRAは「レシピカード」です。優秀な料理人(モデル)にレシピ(LoRA)を渡すことで、得意料理を増やせるイメージです。

主要な配布サイト
3選

モデルやLoRAを入手できる主なサイトを紹介します。それぞれ特徴が異なるので、用途に応じて使い分けましょう。

Civitai(シビタイ)

civitai.com
最大手 LoRA豊富 無料

世界最大のStable Diffusion素材配布サービス。モデルもLoRAも圧倒的な数が揃っており、最初にチェックすべき定番サイトです。

モデル・LoRA・Embeddingなど何でも揃う
サンプル画像・使用プロンプトが公開されているので参考にしやすい
ユーザーレビューや評価で品質を判断できる
成人向けコンテンツが混在(フィルター設定を推奨)
⚠️

Civitai利用時の注意:アカウント登録後、設定から 「Content Preferences(コンテンツ設定)」 でセーフサーチを有効にすることをおすすめします。初期状態では成人向けコンテンツが非表示ですが、確認を。

Hugging Face(ハギングフェイス)

huggingface.co
公式配布多い 研究向け

AI研究者・企業が公式モデルを配布するプラットフォーム。Stability AI公式のモデルや、学術的に信頼性の高いモデルが多数あります。

Stability AI公式のSD・SDXL・SD3モデルはここから
モデルカードに詳細な説明・ライセンスが記載されている
ダウンロードにアカウント登録が必要な場合がある
UIはCivitaiより玄人向け

GitHub

github.com
開発者向け 無料

開発者が独自モデルやLoRAをリポジトリで公開しているケースも多数。最新・実験的なモデルはここで先行公開されることがあります。

最新モデルや独自研究の成果物が先行公開されることが多い
READMEにインストール手順が書いてあることが多い
技術的な知識がないと使いにくい場合もある

Civitaiでの
上手な探し方

Civitaiはコンテンツ量が膨大なので、フィルターを使って目的のものを素早く見つけましょう。

タイプ Checkpoint
/ LoRA / etc
ベースモデル SD1.5 / SDXL
/ Flux etc
ソート 人気順 /
評価順
ダウンロード ✅ 完了!
01

「Models」ページにアクセス

civitai.com/models にアクセス。上部の検索バーやフィルターで絞り込めます。

02

タイプで絞り込む

フィルターから 「Checkpoint(チェックポイント)」=モデル本体、「LoRA」 などを選択して表示を絞ります。

03

ベースモデルを合わせる

使っているモデルのバージョン(SD 1.5 / SDXL / Flux など)に合わせてフィルタリングしましょう。バージョンが違うと動作しないことがあります。

⚠️

LoRAは必ずベースモデルと同じバージョンのものを選んでください。SD1.5用のLoRAをSDXLに入れても正常に機能しません。

04

サンプル画像・プロンプトを確認

モデルページには実際の生成サンプルと使用プロンプトが公開されています。ここを参考にするだけでクオリティが大幅に上がります!

05

「Download」ボタンをクリック

ページ右上またはバージョン一覧にある 「Download」 ボタンから .safetensors ファイルをダウンロードします。

複数のバージョンがある場合は、日付が新しくダウンロード数が多いものが概ね安定しています。

ダウンロードしたら
どこに置く?

ダウンロードしたファイルを正しいフォルダに置くだけでインストール完了です。モデルとLoRAで置き場所が異なります。

モデルファイル(.safetensors)は以下のフォルダに入れます:

stable-diffusion-webui/
  └── models/
      └── Stable-diffusion/
          └── yourmodel.safetensors  ← ここに入れる!
1

フォルダに配置

ダウンロードした .safetensors ファイルを上記フォルダにコピーまたは移動します。

2

WebUIをリロード or 再起動

すでにWebUIが起動中の場合、左上のモデル選択ドロップダウン横にある 🔄 ボタン(Refresh) をクリックするだけで反映されます。再起動は不要です。

3

ドロップダウンから選択

左上の「Stable Diffusion checkpoint」ドロップダウンに追加したモデルが表示されます。選択すればすぐに使えます!

LoRAファイルも .safetensors ですが、置き場所が異なります:

stable-diffusion-webui/
  └── models/
      └── Lora/
          └── yourlora.safetensors  ← ここに入れる!
💡

「Lora」フォルダがない場合は? 手動で作成してOKです。models/Lora/ というフォルダを新規作成して、その中にファイルを入れましょう。

1

models/Lora/ フォルダに配置

ダウンロードしたLoRAファイルを上記のフォルダに入れます。

2

Generate画面の「LoRA」タブを開く

WebUIのプロンプト入力欄下にある 「LoRA」タブ をクリック。追加したLoRAがサムネイル付きで一覧表示されます。

3

クリックしてプロンプトに追加

LoRAをクリックすると、プロンプト欄に自動で <lora:ファイル名:1> という記述が追加されます。

末尾の数字(ウェイト)はLoRAの影響の強さです。0.6〜0.8が扱いやすい範囲。1.0以上は画像が崩れることも。

# ウェイトの例
<lora:beautifulface:0.7>  ← 推奨範囲
<lora:beautifulface:1.0>  ← 強め(崩れる可能性)
<lora:beautifulface:0.3>  ← 弱め(ほのかに効かせる)
4

複数のLoRAを同時に使える

プロンプトに複数の <lora:...> を並べれば、複数のLoRAを同時に適用できます。ただし組み合わせによっては画像が崩れることもあるので、少ない組み合わせから試しましょう。

モデル・LoRA以外に
知っておくべきもの

Civitaiには他にもいくつかのファイル種別が存在します。それぞれの役割と置き場所を整理しておきましょう。

📦

Embedding(Textual Inversion)

特定のスタイルや画風をプロンプトの単語1つで呼び出せるようにする小さなファイル。
置き場所:stable-diffusion-webui/embeddings/
使い方:プロンプトにファイル名を記述(例:bad-artist

🔢

VAE(Variational Autoencoder)

画像の色味や鮮明さを調整するファイル。モデルによってはVAEを別途入れることで発色や鮮明度が改善します。
置き場所:stable-diffusion-webui/models/VAE/
設定:「Settings」→「Stable Diffusion」→「SD VAE」から選択

🔗

ControlNet モデル

ポーズや構図を制御するための追加モデル。別途「ControlNet拡張機能」のインストールも必要です。
置き場所:stable-diffusion-webui/models/ControlNet/
詳しくは応用ステップで解説します。

# 全体のフォルダ構成まとめ

stable-diffusion-webui/models/
  ├── Stable-diffusion/  ← モデル本体(Checkpoint)
  ├── Lora/               ← LoRAファイル
  ├── VAE/               ← VAEファイル
  └── ControlNet/        ← ControlNetモデル

stable-diffusion-webui/embeddings/  ← Embeddingファイル

⚖️ ライセンスと
商用利用について

ダウンロードしたモデルやLoRAにはそれぞれライセンス(使用条件)が設定されています。商用利用や再配布を考えている場合は必ず確認しましょう。

⚠️

Civitaiのモデルページには「License(ライセンス)」セクションがあります。
「商用利用可」「クレジット表記不要」「改変可」など、モデルごとに条件が異なります。必ず利用前に確認してください。

📋

よくあるライセンス種別

CreativeML Open RAIL-M:多くのSDモデルで採用。個人・商用ともに利用可能なケースが多いが、有害コンテンツ生成への使用は禁止。

CC BY-NC(非商用):個人利用はOKだが商用利用は不可。趣味の範囲で使いましょう。

独自ライセンス:作者が個別に条件を設定。ページの記述をよく読むこと。

🚫

他者の著作物や実在する人物・キャラクターを無断で学習させたLoRA・モデルも多く存在します。生成した画像を公開・販売する場合は、使用モデルの出自やライセンスを慎重に確認しましょう。

入手&インストールは完璧 🎉

モデルとLoRAの違い、配布サイトの使い方、正しいフォルダへの配置がわかりましたか?
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