ローカル(自分のPC)かクラウドか?
どのUIを使うべきか?環境構築から実際の手順まで、丁寧に解説します。
// 01. まず決める
Stable Diffusionを使うには大きく2つのルートがあります。自分の状況に合わせて選びましょう。
自分のPCにインストールして使う方法。一度設定すれば無制限に使えます。
ブラウザから使えるクラウドサービスを利用。PCスペック不要で今すぐ始められます。
// 02. UIを選ぶ
Stable Diffusionは「エンジン」なので、操作するためのUI(ユーザーインターフェース)が必要です。主要な3つを比較します。
最も歴史が長く情報が豊富なUI。拡張機能が膨大で何でもできます。
ノードベースの高機能UI。ワークフローを視覚的に組めて、自由度が最高。
AUTOMATIC1111をベースに高速化・軽量化したUI。互換性を保ちながら改善。
このガイドでは? 初心者はAUTOMATIC1111(WebUI)から始めるのがおすすめ。情報量が圧倒的に多く、困ったときに検索すれば答えが見つかります。慣れたらComfyUIも試してみましょう。
// 03. クラウド編
PCスペックが心配な方、まずは試してみたい方向け。Google Colabを使えば、ブラウザだけでStable Diffusionが動かせます。
Googleが提供する無料のクラウド実行環境。Pythonコードをブラウザ上で動かせます。GPUも無料で借りられます(使用時間に制限あり)。Googleアカウントがあれば今すぐ使えます。
gmail.comのアカウントがあればOK。持っていない場合は無料で作成できます。
「TheLastBen/fast-stable-diffusion」などのColabノートブックをGitHubで検索するか、StableDiffusion用のColabを提供しているサイトからノートブックを開きます。
メニューの 「ランタイム」→「ランタイムのタイプを変更」→「T4 GPU」 を選択。これでGPUが使えるようになります。
各セルの左にある▶ボタンを順番にクリックしていくだけ。自動的にインストールが始まります。
最後のセルを実行すると Running on public URL: https://xxxx.gradio.live のようなURLが出ます。クリックするとWebUIが開きます!
注意:Colabの無料プランは継続使用が90分を超えると切断されることがあります。長時間の作業にはGoogle Colab Pro(有料)か、ローカル環境の構築をおすすめします。
// 04. ローカル編(Windows)
Windows PCへのインストール手順を解説します。MacはM1/M2/M3チップ対応ですが、Windows+NVIDIAが最もスムーズです。
OS:Windows 10/11 / GPU:NVIDIA(VRAM 6GB以上推奨) / RAM:16GB以上 / ストレージ:空き20GB以上
python.org にアクセスして Python 3.10.x をダウンロード。 インストール時に必ず 「Add Python to PATH」にチェックを入れること!
PATHへの追加を忘れると後でエラーになります。インストール画面の一番下のチェックボックスを確認してください。
インストール後、以下のコマンドでバージョン確認:
git-scm.com からGitをダウンロードしてインストール。設定はすべてデフォルトでOKです。
インストールしたいフォルダ(例:C:\stable-diffusion)に移動し、コマンドプロンプトで以下を実行:
完了すると stable-diffusion-webui フォルダが作成されます。
Civitai(civitai.com) や Hugging Face からモデルファイル(拡張子:.safetensors または .ckpt)をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを以下のフォルダに入れてください:
おすすめモデルは Step 3「おすすめモデル」 で詳しく紹介します!まずはCivitaiで「DreamShaper」や「Realistic Vision」などを試してみましょう。
stable-diffusion-webui フォルダ内の webui-user.bat をダブルクリックするだけ!
または、コマンドプロンプトから:
起動するとブラウザが自動で開き、以下のURLにアクセスされます:
WebUIが開いたらインストール完了です!プロンプトを入力して「Generate」をクリックすれば画像が生成されます。
// 05. Mac編(Apple Silicon)
M1/M2/M3チップ搭載のMacでも動作します。WindowsのNVIDIA GPUと比べると速度は劣りますが、十分使えます。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1. Homebrewをインストール | Mac用パッケージマネージャー。公式サイトのコマンドを実行するだけ。 |
| 2. Pythonをインストール | brew install [email protected] を実行 |
| 3. WebUIをクローン | Windowsと同じくgit cloneを実行 |
| 4. webui.sh を実行 | .bat の代わりに ./webui.sh を実行 |
MacではMPS(Metal Performance Shaders)が使われます。一部の機能や拡張機能がWindowsと挙動が異なる場合があります。
// 06. よくあるエラー
インストール時によくあるトラブルと対処法をまとめました。
→ Pythonインストール時に 「Add Python to PATH」 にチェックを入れ忘れています。Pythonを再インストールしてチェックを入れてください。
→ GPUのVRAMが不足しています。webui-user.bat をメモ帳で開き、以下を追記してください:
VRAMが4GB以下の場合は --lowvram に変更してください(速度は落ちます)。
→ モデルファイルを正しいフォルダに入れていない可能性があります。models/Stable-diffusion/ フォルダを確認してください。配置後、WebUI画面の🔄ボタン(モデル更新)をクリックしてリロードしましょう。
// Step 2 完了!
ローカルかクラウドで、WebUIが起動できましたか?
次はいよいよおすすめモデルの紹介へ。何を入れるかで画風がガラリと変わります!