Enhancer・Frame Processor・パラメータの使いこなしで
スワップ品質を圧倒的に引き上げましょう。
// 01. Face Enhancer
Face Enhancerは、スワップ後の顔をAIでさらに高品質に補正するオプションです。有効にするとスワップ品質が大幅に向上しますが、処理時間も増加します。
自然な顔の再現性が最も高い。細かい肌テクスチャ・歯・目の補正が得意。処理は比較的重め。最もおすすめのEnhancer。
速度と品質のバランスが良い定番Enhancer。顔全体の解像度向上・ぼやけ補正が得意。初心者の第一選択としておすすめ。
超解像特化型。低解像度の顔を高解像度に拡大するのが得意。速度重視のときに使用。単体より他Enhancerと組み合わせると効果的。
CodeFormerと似た性格だが、よりフォトリアルな出力を目指したモデル。実写系の動画に向いている。
迷ったら CodeFormer か GFPGAN のどちらかを選べばOK。実写系・高品質重視なら CodeFormer、速さ重視なら GFPGAN が第一候補です。
// 02. Frame Processor
Frame Processorsは複数を組み合わせることで相乗効果が得られます。目的別のおすすめレシピを紹介します。
顔スワップ後にGFPGANで補正。最もシンプルで安定した組み合わせ。処理速度も比較的速い。まずこれから始めましょう。
スワップ後にCodeFormerで精密補正。人物写真・実写動画で圧倒的な自然さを実現。処理は少し重め。
フレーム全体を超解像化してから顔を補正。最高品質だが処理時間が大幅増加。最終出力に使う設定。
Enhancerなしで最速処理。品質は下がるが素早くプレビューしたい・大量処理したいときに使用。
// 03. 主要パラメータ
以下のパラメータを理解することで、出力品質を細かくコントロールできます。
顔として検出する最低信頼度。低いと誤検出が増え、高すぎると顔が認識されない。0.4〜0.6が安定領域。
顔の境界線をぼかして自然に馴染ませる設定。値が大きいほどぼかしが強くなり境界が目立たなくなります。0.3〜0.5が自然。
Enhancerの適用強度。100だと全力で補正が入り、0だとEnhancer効果なし。60〜90で元の質感を残しつつ補正。
特定の顔をターゲットするときの「一致判定の厳しさ」。低いほど厳密に同じ顔だけを対象にします。0.4〜0.8が実用的。
// 04. 顔認識精度
うまく顔が検出・スワップされない場合の対処法です。
| 問題 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 顔が検出されない | face-detector-scoreが高すぎる | 0.3〜0.4に下げてみる |
| 関係ない場所がスワップされる | 誤検出・face-detector-scoreが低すぎる | 0.6〜0.7に上げてみる |
| 複数人いるが1人だけスワップしたい | Face Selector Modeが"many" | "reference"モードで対象顔を指定 |
| スワップ後の境界が不自然 | face-mask-blurが低すぎる | 0.5〜0.7に上げてみる |
| 横顔がうまくスワップされない | 横顔の学習が限定的 | ソースに横顔も含めるか、角度を変えた複数枚を使う |
複数人が写る動画で特定の1人だけスワップしたいときは「Face Selector Mode: reference」を使用。UIでリファレンスとなる顔フレームを指定することで、その人物のみをターゲットにできます。
// 05. 速度と品質のバランス
高品質を保ちながら速度も確保するための設定最適化ポイントです。
CPUのスレッド数を調整。デフォルト1より増やすと並列処理で高速化。ただしVRAM消費も増加します。
GPU処理キューの数。増やすとGPU使用率が上がり高速化。VRAM余裕がある場合に効果的。
「strict」でVRAMの利用を最小化(低VRAM向け)。「lenient」でVRAMを積極利用して高速化。
速度重視なら GFPGAN 1.4。品質重視なら CodeFormer。処理時間は2〜3倍の差が出ることも。
インストール時に --onnxruntime cuda を指定していれば自動的にGPU処理になります。nvidia-smi でGPU使用率が上がっているか確認しましょう。使用率が低い場合はqueue-countを増やしてみてください。